ふと外を見たらカチンの姿を確認!
木製の塀の上にとまっている。もう一羽のウッドピジョンは石塀の上に止まっている。慌てて下に降りてドアに近づくと、一羽は気配を感じて飛び去って行った。カチンはまだ塀にいる。でも私の気配を察知しているのが分かる。今私が外に出たら飛び去って行くだろう。そんな予感がしたので、幸いにも少し開いていたドアの隙間からカチンを呼んだ。余り反応は見られない。
根気よく何度も何度も呼ぶ。カチンに話しかける。聞いているのが分かる。何となく遠い記憶に私の声がまだカチンの脳に残っているのが感じられる。
根気よく声をかける。そっと外に出た。カチンは逃げない。
お皿に鳥餌をいれ、更にカチンを呼ぶ。微動だにせず。。。銅像の様に皿の置いてある壁の横に立ち、呼ぶ。話しかける。時々ホンノリ羽を動かしている。つまり覚えているのだ。遠い遠い記憶がカチンに。。。
オドオドしながらも、近寄って来た。私が少しでも動けば逃げて行きそうな雰囲気だ。
じっくり我慢をして。。。ひたすら。。。待つ。動物に接する時は根気よく待つのが一番だというのは、ペット達が皆教えてくれて来た事。焦らず、相手が来るのを待つ。決して自分からはアプローチしない。ルール。
カチンはお皿から食べる。まだ少しオドオドしているけれど、少しずつ信用してくれているのも分かる。話しかけながらゆっくりと餌の乗った手を出してみる。
手からも食べた。警戒心は解けきってはいないものの、信用を少し買ったようだ。
良かった。。。
暫くするとお邪魔虫の別の鳩がやって来て、カチンは飛び去って行った。その後も暫く追われていた。本来ならそのお邪魔鳩を追っ払いたいけれど、私が動くとカチンも逃げて行くのは目に見えていた。我慢。カチンは追われてはいるものの、まだ庭をうろついているから大丈夫。。。
微妙。お邪魔鳩をおっぱらいたいけれど、そうしたらカチンもびっくりして飛んで行く。ジレンマ。
確信したのは。。。カチンが時間をかけて思い出して来た頃に、あの羽を震わせる行動をとっていた。あれを見た時は確信したよ。カチンは覚えている。ちゃんと覚えているってね。
またおいで、カチン。
ほんのり左首の一部だけに小さい白い羽を発見。ウッドピジョン特有の首の辺りの白い模様が出て来ているんだね。